
母を観察?
第60章 母…ウォーキング
――――――――――…
学校につくと、赤井と圭先輩と合った。
朝から…イチャイチャだな
ま…付き合っている事実を知っている俺がそう言う目で見てしまってるのもあるがな
はた目から見たら…仲のいい野球部の先輩、後輩だよな
共学校ですから…疑う奴はいないだろうし
「お〜朝生おはよう」
「おはよう」
挨拶をして今日も一日始まるぞ〜!
プロピロ〜ン♪ピロリロ〜ン♪
「朝から…誰だよ…」
携帯には…
“担当・愛ちゃん”の表示?
「お?愛ちゃんだって!!!誰だよ〜〜」
冷やかす赤井だが…
“担当”って先についてるだろ〜が…
ピッ
「もし―……『羚君!!!トキコ先生どこ行った――――――!!!』
あ〜
もしもしに被せてきた
『原稿!!!原稿!!!マジで!!!今日!!!までって!!!いったのに―――――――
あの!!!腐れ作家』
おいおい…人の母親つかまえて…腐れ作家って…?
「ウォーキングに…出たきり俺は見てませんよ?」
『はぁ――――!!!ウォーキングだ―――!!!
歩く前に!!!原稿書けよ』
母は…愛ちゃんから逃げるために…ウォーキングを始めたらしい…
母は…夕方まで…
ウォーキングをしつづけた…
意外に体力あるな…母よ…
