母を観察?
第22章 母…照れる
部活帰りに…
一応…近所の本屋に立ち寄った…
なんだかんだで…
優しいな俺…
買える勇気はないけどね
ん?
「あれ?父さんも来てたの?」
「おお、羚か」
父も母の頼みは聞き流してないらしい
ま…買えるとは思えないが
すると父はレジの年配の方と話しをすると
書店名の入った紙袋に入った本を受けとった
「羚、父さん帰るけど。
お前は何か見るのか?」
「あ…いや、一緒に帰る」
俺は父と帰る事にした
――――――――――――
「ただいま〜」
『お帰り〜パパ!あった?』
「ん…これか?」
書店の袋を母に渡す父
早速、ガサゴソと中身を取り出す
『今日発売の雑誌〜
ママの新連載がスタートだよ』
「ゲゲ!!!父さん…買いに行ったの?恥ずかしくなかった?」
電話でレジで受け取る方法にしたらしい。
今日は出歩けない母へ父からの提案だったみたいです。
『あそこの書店のジーさんは家の事情を知ってるレアな本屋だよ?毎回、電話で良いって!ラッキー〜』
「寡黙だしな、あのジーさん」
変なジーさんの経営している小さな書店だが、
エロ本系が何故か多い…
普通の書店だけどね?
母のパラダイススポットだったとは…
母は雑誌を開き…
新連載に照れていた