母を観察?
第27章 母…真面目になる
赤井は、
体にグッと力を入れた…
「朝生のおばさんの事聞いた時は…俺も、低学年で意味がわかんなかったけど…
高学年になって…
俺は…普通の奴とは違うのかな?って思って来てて…」
俺には…今のところ、
全くピンとこない…
赤井は、何を母に聞きたいのだろう?
「…で、中学入ったら…
///好きな人が出来て…
やっぱり…違うなって…」
「何が違うんだよ、
告白すりゃ〜いいじゃんか!」
なんだよ〜!
恋愛本書いてる母に、告白のアドバイスかよ…
思春期だね〜
『羚君は…おバカですな〜…』
「は?」
馬鹿に…
馬鹿って言われた
『普通の恋愛なら、友達に相談する所を…
な〜んの接点もない羚君のお母さんを尋ねて来るって事は…
“好きになった相手が男性だった”って事だよね?』
「へ?…赤井…マジで?」
赤井は顔を真っ赤にして…俯いた…
マ――――――
ジ―――――――
で――――――――――?
ヤバイ…
リアルで始めて見た…
俺、今、…
目を見開いたまま…
固まってます…