7月7日のラブストーリー
第1章 7月7日…晴れ…
『…くん…
井…野口 くん…
井野口くん!!!起きて?』
はっ!!!
俺は、あっちゃんの声に敏感に反応した!!!
『井野口くん?バーベキュー…始まってるよ?』
「へ?…は?…
始まって…ん?え―――!」
俺は、先輩の車で爆睡したらしく!!!
途中の買いだし、現地での準備…
全て…寝ていたらしい…
最悪だ…最悪だ…
カッコワリィ…
しかも、あっちゃんに起こされるなんて…最悪だ…
『井野口くん、ほら行こう』
俺は惨めさのあまり下を向いていた…
「お〜!井野口、起きたか〜!肉、食え〜!夜はこれからだ!!!」
「はぁ…」
バーベキューを囲むサークルメンバーは、俺を見て大爆笑…
だよな…先輩達は、これからの俺の行動を知ってる訳だし…
何やってんだよ…の目で、ニヤニヤ笑ってやがる…
はぁ〜印象…悪すぎだろ…
俺は、あっちゃんの顔が真ともに見れなかった…
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