テキストサイズ

可愛い君

第17章 再会

え……結婚?


いいの?


私一さんと結婚していいの?


「……莢?」


「……私……一さんの妻になる資格なんてないよ」


だって……
一さんを信じ切れなくて不安で
逃げたんだもん……


クスッ。「資格なんていらないよ。」


「……え?」



「ただ側にいてほしいんだ。」


また一さんが悲しい顔をした。


「もう離したくない。」


ギュッ。




「一さん。」


「一さん……ありがとう。」



ストーリーメニュー

TOPTOPへ