本気の告白を君へ~出逢えた奇跡~
第11章 それは…病気でした…
あれから…2ヶ月…
「暑い………」
「だな……」
「……だったら離れてよ…」
「やだ」
「暑い~っ!!」
あたしは…
「離れたくない~っ」
「もう…輝はぁ…」
まだ輝に病気の事を
話せないでいる
輝は…病気の事知ったら
どう思うだろう
うぅん
今はそんな事……
考えたくない
「なぁ、雪乃~
明日っから夏休みだし、皆で
どっか行かね??」
「おっ、いいねぇ!!」
と沙希が入ってきた
「牧野…お前には聞いてない」
「いいじゃん輝ww
あっ、そうだ!!!
ダブルデートしない??」
「あっ、それいいっ!!」
「しよ~っ!!」
そう、沙希はめでたく
遥斗くんと付き合う事になった
まったく沙希ってば…
あたし必要ないじゃんかw
あたしも輝と付き合ってる事は
沙希に話した
幼稚園時一緒だった事も、
輝があたしの初恋だった事も
沙希にはあたしの全部を話している。
沙希もあたしには話してくれる。
けど…………
病気の事は……やっぱり話せない。
「じゃあ海行こうっ!!」
「行こっ!
海たのしみ~っ!!」
こうしてあたし達は
ダブルデートで海に
行く事にした