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はぴねすっ!!!?

第12章 春と秋の秘密


「ッッバカアキッ!!!」



ドンッ!!!



たった今死のうとしていた俺は、春にタックルをくらい、包丁を放り出して、倒れた。



「.....っなにしてンだよ!死ぬのか?!せっかく夏にぃが命張って助けてくれたのに!夏にぃの命、無駄にすんのか?!!」



「.....」



「聞こえてンのか?!答えたらどうなんだ!」




「お.....れは.....夏にぃを.....殺した。夏にぃは必要な.....人間なのに......俺が.....俺が死ぬべきだったのに.....」



涙が流れた。多分夏にぃが死んでから初めて。



「バカ言うんじゃねぇ!俺が死ぬべきなんだ?なにいってんだ!死ぬべき人間なんていないっ!あれは事故だ!だいたい秋が死んだところで夏にぃはもう帰ってこないんだよ!!」


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