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はぴねすっ!!!?

第15章 着物流血事件


しーん


「あ、あら!ごめんなさい!やなこといっちゃったわよね。じゃあ今は一人で?」

「えぇ。両親がなくなってからは一時期は.....親戚の家に預けられてましたが.....まぁそのあとは一人です。」


「そうなの.....ご兄弟は?」



ッッ.....


「.....あ.....兄が.....一人います.....」



「......そう。」


「前はずいぶん孤独でしたがいまは皆がいるので、これでも私ずいぶん明るくなってるんです!それに、学校の担任が従兄弟だったので、なんとかやれてます。息子さんたちにも仲良くさせてもらってます。」



そう。ちょっと前の私とは違う。人に歩み寄ることができるのだから。


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