テキストサイズ

はぴねすっ!!!?

第17章 過去の断片




「......だ......よ」


「な......よ」



「こ.....き......」



誰かが近くで話してる声が聞こえる。


ゆっくりと息を吸うと.....少しツンとくる医薬品の香り。




病院か。



「大丈夫か?こいつ。」

「.....あぁ。幸い水に落ちただけだからどこも怪我してねぇ。」


「よかったねぇ。」


「つばきんと話してた野郎がつばきんの落下と関係してるんじゃないの?」


「俺も思った。ツッキーに何したか知らないけど、捕まえておけばよかったな。」


「まぁ、落ち着け。ただ単にぶつかっただけとかかもしんねーし。疑わしきは罰せず、だ。とにかく、椿ちゃんが起きてから話を聞こう。」


「......」



みんなが助けてくれたんだ。


最初、男の人の声が聞こえたときは


まさか......と思ってビクッとしたけど。


いつものメンバーだとわかるとほっとした。



「......ん。」



まるで今起きたかのように目をさます。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ