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はぴねすっ!!!?

第17章 過去の断片



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「さてさて、んで本題。どうしたんだ?椿?」


みんなの勘違いもしっかりと訂正して落ち着いた頃、富希が切り出した。



「.....あ......」



そうだ。みんなの和やかな雰囲気で忘れてたけど、私、倒れたんだった。



「......俺らには、言いたくないか?もし、山内にだけ話したいなら、しばらく席、はずしてやる。どうする?」



どこまでも優しい晶。


今思い出すだけでも震えてくる。話したくない。



でも



こんなに迷惑かけて、心配かけて



話さないわけにはいかない。それに




どこかで期待してる自分がいる。



彼らなら信じてもいいんじゃないかって。私を、全てを受け入れてくれるんじゃないかって。




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