はぴねすっ!!!?
第20章 春の気持ち
うぉっ!なんだ今のは?
顔、真っ赤にして上目使いで首傾けながら「ラブ?」って......
もはや殺人鬼レベルだ。
やっぱり、佐山にもらったつばきんの悩殺着物写真で毎晩寝る前に鼻血トレーニングしててよかった。(俺は変態かっ!)
「.....ラブ。」
「え?デブ?」
「つばきん、さすがに怒るよ?」
人が真面目にいってんのに!いくら照れ隠しだからって、韻がにてるからってデブはないだろ!!
「.....し、知らなかった。え、と、いつ、から?」
「......京都で車から降りるとき、つばきんの言葉にいろいろ救われたんだよ。あん時から。」
自分でもこんなに好きになるなんて思ってなかった。
人を好きになるって
ほんの些細なきっかけだよな。他人から見りゃ大したことねぇ事でも、俺の心を引くには絶大だった。