はぴねすっ!!!?
第32章 ほんとの気持ち
「......神谷。
俺、お前と同じクラス、そして、ロッカーが隣。
だから気づいた。
それだけだ。」
それきり、彼は黙ってしまった。
フワッと抱き締められる。
「......椿...ちゃんとわかってやれなくてごめんな。」
じわっ、とまた涙がでてきた。
「......椿、あたしのこと守ろうとしてくれて、ありがとう。
あたしは、ずっと椿と友達でいたいって思ってるよ?こいつらだって椿のこと大切だって思ってるよ。
ねぇ、私たちは椿がいなきゃダメなんだよ?」
もう、言葉なんて、出てこない。
みんなは私を忘れてなかった。
私も、みんなを忘れられなかった。