はぴねすっ!!!?
第38章 そして固まっていた気持ちが溶け出す。
「何小学生みたいなこといってんだよ。出てけよ!」
はい、そーですか、なんていうわけないだろ!
「直がちゃんと話してくれるまで絶対ここを動かないから!!」
「いい加減にしろよ!!」
直が私の腕をつかんで無理に外に出そうとする。
「離して!!!」
さすがに男の力には抗えない。
ガチャガチャ。
「あ""?!!何であかねーんだよ!!!」
入り口のドアはいくら押せど開かない。
「椿ちゃん。」
その声は
「優さん?!」
「おい、優!!途中で出てったと思ったら何してんだよ!!開けろこらぁ!!」
「お前らが話終わったらちゃんと開けるよ。
鍵閉めたから。俺しか開けらんねぇから。」
なぜ!そんなことができる??!!
「ここの会場、リーフマウンテンの傘下の会社の経営だから。
ははは。葉山の跡取り嘗めんなよ?直。」
っくぅー!!
直にとっては相当な悪人だけどやはり、私にとって彼は本物のメシヤのようだ。
「っくそっ!!」
ガンっとドアを蹴る。
ははははは。
と外で優さんが笑う声が聞こえる。
んー。ちと悪の要素が高めですねw