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妄想

第1章 妄想1



僕は少し顔を上げてみた。
向かいに座ってる若い男性もその声が気になるらしく、声の方に顔を向けていた。


良かった、
僕だけに聞こえるわけじゃないんだ…


「あーあああーー」


声はさっきよりも大きくなった。




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