テキストサイズ

チーズケーキ

第4章 桜の過去〜正美兄との関係〜



そう決めた日の夜



ご飯食べたら正美兄の家に行こうと思ってた




オトンとオカンと三人でご飯食べてたんよ




姉ちゃんはもうすぐ帰ってくるから先に食べよってオカンが言うて食べ始めてたら





「ただいまー」




姉ちゃんが帰ってきた








「お邪魔します」







正美兄と一緒に











え?










どういう…








あ、そういうことか…









正美兄は姉ちゃんと付き合ってたんよ






姉ちゃんとは同い年やから


2人が大学に行った頃からやって






それって…





正美兄とうちが関係もって半年ちょっと後の話やった









オトンはビックリしてたけど





オカンは2人が付き合ってるんも知ってたみたいやった








姉ちゃんは嬉しそうに話してた





隣で正美兄はうちと






一回も目合わさんかったんや









そしたら





「おっちゃん…大事な話があんねん。」





正美兄はオトンにそう切り出した




嬉しそうな姉ちゃんの左手薬指には指輪がキラキラしてた




オカンも嬉しそうで





オトンも座り直した





え?うそやん…




今言うん?





うちの前で




言わんでよ…






アホなうちでも今から正美兄が何を言おうとしてんのかぐらいわかった






わかったら







ポロポロ






泣いていた






ストーリーメニュー

TOPTOPへ