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チーズケーキ

第6章 過去の恋と今の愛



「梅乃!!大丈夫か?体は平気か??」




湊さんはゆっくり歩く梅乃さんの元へ走って行った



さっきの笑顔で怒る湊さんも心配する湊さんもテレビで見る 篠原 湊 とは違ってなんだか別人みたいだった






「湊はうめのんの旦那よ」




ジュンジュンはうちを抱きしめたままそう言った







「え、えぇー?!!!」




「うるさいわね(苦笑)今の流れで分かるでしょ普通(苦笑)」




「いや、そっか…って事は…あのテレビで湊さんが言うてた大切な人って…」





「ん?うめのんよ(笑)♪」





「うそー///やばい!素敵ー!!!」




うちはさっきまで怒ってた事なんか忘れてすっかり普通にジュンジュンと話して、湊さんと梅乃さんの2人に見惚れていた






「で?桜なんか勘違いしてたみたいだけど?」




「ごめん(苦笑)だって優さんがいらん事ゆーからめっちゃ気になってもうてんもん…///」





「ばーか。過去の話でしょ?桜だけだから…俺が好きなのは///」




ジュンジュンは少し赤くなって顔を背けてそう言ってくれた









「なぁ…お前ら俺の存在忘れてねぇか?」









はぁ…とため息をついた優さんはうちらと梅乃さん達にそう言った






「飯…焦げんぞ?」






「怒らないでよすぐるん♪」



「そうですよ!怒らないでくださいよ優さん♪」




ジュンジュンと湊さんは笑いながら別荘に向かって歩いて行った




「ごめんね、優さん(苦笑)///」



梅乃さんも申し訳なさそうにそう言った



続いてうちも



「すんません(笑)」



頭を下げたら



グシャグシャ


ってうちだけ頭ぐしゃってされた…





「働け!桜!」



「はいっ!!!」




優さんに桜って呼ばれてちょっとドキッした





ん?ってか元はと言えば優さんがいらん事ゆーからだよね?(苦笑)




なんて思いながらうちらも別荘に向かった






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