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メモ帳

第2章 糸

窓を開けた

風とともに電車の音がした

君はまだかなって

少し苛つきながら


やっと君の笑顔が近くに見えた

それだけでもやっぱ充分じゃん


無理なお願いはあまり言いたくないけど

けどさ、

やっぱ好きだから

俺の側に

ずっとずっとずっとずっとずっと

居て欲しいんだ


合図が鳴る

今日も同じあの時あの場所で

分かってるよ

君と俺は

「運命の赤い糸」

っていう

『赤い麻縄』

で縛られてるんだから





分かってるよ


                  ワカッテルカラ

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