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しかし遼一も負けなかった。


「成瀬さん、たまには僕がやりますよ。彼氏でもない男の身体を毎日拭くなんてイヤでしょう」


「私はそんな…」


「幼馴染みですから、僕は」


遼一はキッパリ言い放った。


そして俺は…


「あー、今日はいいや。看護師さんがやってくれたから」


と言い訳した。


もちろん嘘だけど…