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優しくしないで

第20章 走り出す




株式会社 岩風


履歴書を送り…


筆記試験と面接の日程が郵送されてきた…




試験当日は…


不安や期待が入り混じった…変な感情で…手に汗が滲んだ…



朝に…

「留美ちゃん…大丈夫だよ。自信をもって」


と…仁さんから電話が来た…



緊張していた体が…ふわっと軽くなった…



「…お守りに、太一君のシューズ…持って行きなよ…」


『…ありがとう…仁さん…。頑張ってきます。』




私は…電話を切ると…


太一のシューズをかばんに入れた…





太一……


仁さん……






いってきます。


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