優しくしないで
第24章 後ろ髪……
「じ〜ん…暇になったなぁ〜…」
大さんが、大きくあくびをしながら、フロアに無駄にモップをかけていた…
午後の予約客が店を出ると、飛び込みの客もなく…
休憩を取るの事にした
「大さん、コーヒー飲みますか?」
「あ〜夜寝れなくなるからいらねぇ〜」
「…子供っすか………いや、おじいちゃんっすか?」
他のスタッフも、休憩を取ったり、私用をすませようと、店を空けた…
俺は、コーヒーを入れようとスタッフルームに入った…
今日は留美ちゃんに…マフラーを渡そうと思い…
ロッカーに…入れてある…
スマートに渡せるかな…
「じ〜ん、留美ちゃん来たぞ〜」
トックン――――…
心臓が跳ねる…………