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「留美、お前は何か報告はないのか？」



剣が私の手を引っ張り…


お墓の前に立たせる…





『報告…は…「報告!!!」




仁さんが、私の隣に立ち！

私の手を握る…




ビックリして…固まっていると―――――…







「俺達――――――…

――…付き合う事にした」




「は！？マジで!!!」



剣は、声が裏返るくらい驚いてた…




「え！！えっ？静!!!知ってた？」



『ええ、知ってた』


「え〜…まさか…光一さんも？」



「…いや〜…雰囲気で…」



剣は、自分だけ驚いているのがふに落ちないらしく…


静や光一さんに…ブーブー言っていた…




「…ここで、報告しなくても…太一は知ってるか？」


繋いだ手が…ふわっ…と軽くなる…









『ううん…。大事な報告だよ…』




私は…緩んだ仁さんの手にキュッと力を入れた……