
聖夜に天使は舞い降りて~angel only for me~
第4章 天使と聖夜の夜明けまで──♪
人生二度目となる口づけ……。
その口づけはさっきのファーストキスのように優しく、甘酸っぱい口づけ……。
けれどそれは僕の頭に手を回して、優しく押さえつけてする大胆になったもの……。
その上、エルナの吐息が僕の口の中いっぱいに広がる……。
この、永遠よりも永いようなキスは僕の鼓動を更に高鳴らせてくれた。
次第にその愛しい唇は名残惜しく離れていく……。
「その……、いいんです。避妊具は付けないで下さい……。
そのままのあなたを……、感じ続けたいんです。
ハァ───、ハァ───。
感じさせて……、下さい……」
そして今度はおでことおでこをくっつけて語りかけてくる。
間近で感じる、エルナの甘い吐息と上目づかい……。
「それに今回のマジワリでは私は受胎することはありません……。
だから、その……。
最後まで、私を感じていてください……」
彼女がこの言葉と同時にこぼす笑顔……。
僕はたまらず再び動き始めた。
「うっ……、ああっ……」
もう一度刺激し合う、二人のソレ。
静まっていた快感が再び込み上がってくる……。
「ふぁ……、あ……、いゃ……」
今度は僕の背中に腕を巻きつけてくるエルナ……。
それはもう離さないという意志の表れなのか、巻きつける強さは一段と力強い……。
