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光明「俺…人を…」

母「光明？」

光明「人を…」


何が起こったのかわからなかった
ただ大学から帰る途中、事故に巻き込ま
れ
警察や救急車が集まる中
自分は人目を避けるようにその場から
逃げていた…


光明「…俺…どうしたら…」

父「大丈夫だ、何も心配いらない」

光明「でも」

母「光明、大丈夫だから後はお父さんに
任せましょう」

光明「…」


それからの事は
正直よく覚えていない
念の為、父の知り合いが経営する病院で
怪我の具合や脳の状態を診てもらい
いつの間にか
いつもの日常に戻っていた

でも…





光明「…」


事故現場を通る度
お供えの花やジュースを見る度
胸が苦しくなり、正常ではいられなかっ
た
苦しくて苦しくて
でも誰にも相談する事は出来なくて…