私はあなたを許さない
第15章 「黙ってるつもりだった」
光明「…!!」
希「…」
光明「おかえり!!」
希「…ただいま」
光明「…」
翌朝6時
彼女は家に帰って来た
髪はボサボサ、顔色も少し悪く
元気ない様子だったが何があったのか聞
く事は
出来なかった
希「…先生」
光明「何」
希「…今日…学校休んでいい?」
光明「…わかった、家の事はいいから、
ゆっくり休んで」
希「…うんっ」
光明「…」
いつも通り
いつもの時間に家を出た
彼女の事は気になったが教師としての自
分
その役割もきちんと果たさなければ
いけなかった
光明「…!?」
初美「後藤先生…」
光明「おはよう、どうしたの?」
初美「希の事でちょっと…ちょっとだけ
時間いいですか?」
光明「…うん」