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初美「えっ…どういう事？追い出したっ
て…でもあの家…」

希「先生の家だよ、正確に言えば先生の
親のね」

初美「そういう事じゃなくて！！」

希「許せなかったの」

初美「何が？」

希「…」


冷静に
顔色一つ変える事なく
昨夜の事、光明を家から追い出した事を
初美に伝えた


希「私の両親、私が小学生の時に交通事
故で亡くなったの」

初美「…そうだったんだ」

希「その事故に…実は先生も関わってて
詳しい事はわからないけど…先生は私が
その事故の遺族って知ってて黙ってたの
それが許せなかった…」

初美「…」

希「そんな人とは一緒に暮らせない、だ
から先生の事追い出したの」

初美「…」

希「どう？正当な理由でしょう」

初美「そうだね…だけど…」

希「何…」