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希「…」

光明「…おじゃまします」


自分の家なのに
「おじゃまします」なんて変な感じだっ
たが
久しぶりの自宅は何も変わらず
追い出された頃の
ままだった


希「お茶でいいよね」

光明「うん、ありがとう」

希「…」


彼女の様子は
意外に穏やかだった
この調子なら彼女との話し合いも良好に
進むと
思われたが…


希「それで、どうするか決めた？」

光明「えっ？」

希「まさか…謝罪だけで済まそうなんて
思ってないよね？」

光明「そんな事思ってないよ、ちゃんと
警察に自首」

希「警察はダメっ！！」

光明「でも…」

希「ダメ、警察なんて絶対にダメっ」

光明「愛田さん…」


嬉しかった
理由はどうあれ彼女が自分を引き止めて
くれた事が嬉しかった

だけど…


希「自首したって親がお金使ってまた揉
み消すくせに！！」

光明「そんな事させな…」

希「先生には自首以外の方法で償っても
らう」

光明「…」