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光明「後藤光明です、彼女が通う高校の
教師で今、彼女と一緒に暮らしています
俺の事、わかりますか？」

希「…」

光明「申し訳ありません…俺のせいで…
あなた達の命を奪ってしまい…娘さんに
いらぬ苦労をかけてしまいました…」

希「でも私、元気だよ？色々あったけど
先生のおかげで元気でいられてる」

光明「…」

希「先生が二人の事故に関係してるって
知った時、すごく傷ついて先生の事恨ん
だ、許せないって、だけど…」

光明「…？」

希「私、先生の事許そうと思ってる」

光明「愛田さん！？」

希「許したいの、二人ならわかってくれ
るよね」

光明「…」


彼女は自分を許そうとしていた
彼女が事故の被害者遺族だと知りながら
事故の事
その真相を黙っていた自分を
過去を隠し、その罪から逃げ続けていた
卑怯な自分を…

自分を許そうとしていた


光明「…」