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知哉「光明、二人来たよ」

光明「…」

母「光明！？病気の事、知哉から聞いた
けど…本当に大丈夫なの？」

光明「…大丈夫だよ」

父「…」

知哉「…」


病室に現れるなり
泣きそうな表情で光明に詰め寄る母
そんな母とは対照的に現れはしたものの
光明に近づかず
話し掛けようともせず
病室の隅に立ったまま時計ばかり気にし
ていた


知哉「父さん、そんな隅に立ってないで
こっち…」

父「すぐ行かなきゃならないんだ」

知哉「でも…こうして光明に会うの久し
ぶり…」

父「光明、要件だけ伝える」

光明「…」

父「知哉から聞いてる、例の子と一緒に
暮らしてるんだってな」

光明「…はい」

母「どうしてあんな子と…」

知哉「母さん…そんな言い方…」

母「だって…」