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希「…」


修学旅行
一日目が終わり
ホテルのロビーで休んでいた希
そんな希に少しずつ近づく一人の怪しい
影が…


希「…！？」

哲男「彼女、な～に一人でたそがれてん
の？」

希「…」

哲男「お～い、無視すんなよ」

希「…何か用」

哲男「用があるから話しかけてるの」

希「…」


現れたのは哲男
三年になってからはクラスも変わり
極力、哲男に会わないよう避けていた為
こうして会って話すのは
本当に
久しぶりだった


希「…何」

哲男「最近どうかなって思って」

希「どうって？」

哲男「俺と別れて寂しくない？なんなら
より戻してあげようか？」

希「結構です」

哲男「…」


一刀両断
哲男の申し出を断り
その場から立ち去ろうとした希
だけど…


哲男「やっぱりそうなんだ」

希「何」

哲男「お前、あの先生と付き合ってるん
だろう」

希「…何言ってんの」