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希「いい加減に！！」

初美「希！？」

哲男「…」

初美「希ダメっ、ダメだよ」

希「初美…」

哲男「…」

初美「…悪いけど二人にして」

哲男「はいはい…」

初美「…」

希「初美…」


初美の登場で冷静になれた希
もしここで初美が現れなかったら希は
希はきっと
哲男を殴っていた
あの日の光明と同じように…


希「…」

初美「大丈夫？」

希「…うんっ…ありがとう」

初美「何言われたの？」

希「…」

初美「希？」

希「バカ男って…バカで最低で…先生を
先生って思った事ないって…」

初美「気にする事ないよ」

希「…うんっ」

初美「あんな男の言葉、気にする事ない
よ」

希「うっ…んっ…」

初美「もう…泣かないでよ」

希「…うっんっ」


悔しかった
哲男にあんな事言われて
あんな風にしか言い返せなかった自分が
悔しくて
悔しくて悔しくて…
気がついたら泣き出していた