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先輩教師「こんなんじゃ困るわよ」

希「…すいません」


一浪はしたものの
夢を叶え高校教師になった希
だけど人に教えるという仕事は想像より
難しく
希は今日も
先輩教師に怒られていた


先輩教師「…もういいわ、下がって」

希「…はいっ」


希はまだ
担任は任せてもらっていない
副担任という立場で先輩教師のサポート
をしているのだが
テストの答案の採点ミスや
プリント文字の打ち間違いのミスなど
確認すればわかる、未然に防げる
ミスばかりだった


希「…はぁ」

男性教師「また怒られてたね」

希「また見られちゃいましたね…恥ずか
しい…」

男性教師「気にする事ないよ、誰だって
最初はミスするからさ」

希「…ありがとうございます」


話しかけてくれたのは
隣の席に座る英語教師、飯田栄治
歳が近い事もありよく話しかけてくれる
同僚であり
よき友達だった