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栄治「誰かは知りませんけどこれは俺達
二人の問題なんで無関係の人は黙ってて
もらえますか？」

光明「無関係じゃない」

希「先生…」

光明「俺は彼女の恋人だ」

希「恋っ！？」

栄治「恋人って…そういう風には見えま
せんけど」

光明「よく言われます、だけど正真正銘
俺と彼女は恋人です」

希「…あっ」


希を安心させるように
光明は希の手をギュッと握ってくれた
久しぶりに聞いた光明の声
手から伝わる体温
それらに安心したのか希は泣きそうにな
ってしまった


希「…」

光明「なんなら今ここでキスでも…」

希「！？」

栄治「結構です、他人のキスシーンなん
て興味ありませんから…」

光明「…」

栄治「ごめんね、愛田さん」

希「…」

栄治「また明日、学校で」

希「…学校で」

光明「…」