私はあなたを許さない
第9章 「馴れ馴れし人、嫌いなの」
女子①「何あれっ…」
女子②「せっかく声かけてあげたのに…
感じ悪っ」
希「…」
薄っぺらい友情
そんなものに希は興味なかった
相手の顔色を伺って仲良くするなんて事
絶対したくなかったし
そんな事してまで友達なんて欲しくない
それくらいなら一人の方が楽
そう思っていた
希「…!?」
初美「さっきの…どういうつもり」
希「何?」
初美「あんな事言って…私の真似?私と
仲良くなりたいの?」
希「そういうわけじゃ…」
お昼休みの終わり頃
初美に突然、話しかけられた希
しかし初美は相変わらず不機嫌そうで
喧嘩腰で…
初美「これ以上、私に構わないで」
希「…」