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【翔side】
翔「えっ！憂帰ったの！？」
二「あれ？翔さん知らなかったんですか？」
翔「だって俺、隣で勉強してたから…(`・з・´)」
二「何か急いでましたよ？すごい不安そうな顔して…」
翔「えっ！？、大丈夫かな…」
二「どんなコなんですか？憂は？」
翔「めっちゃいいコだよ？」
二「じゃ、原因は彼氏ですか…」
翔「彼氏なら、とっくに別れてるよ…
　　許嫁だって。しかも二重人格。」
二「最悪っ…(笑)」
翔「めっちゃ頑張って、無理して笑顔作ってた…。俺の前で。」
二「あれ？もしかして好きになっちゃったんですか？憂のこと。」
翔「んなわけないだろっ(焦)」
二「怪しい…(ﾆﾔ」
翔「あいつ、明日も来るかな？」
二「一応“また明日”って言っときましたけど？まっ、本人が辛いって思ってるならきっと来ますよ？」
翔「マジ！？」
二「という予測です(ﾆﾔ」
翔「お前なぁ…」
二「しっかし、翔さんっそんなに憂のこと気に入りましたか？」
翔「そんなことねえって…ただ…
“アイツ”と似てるから、あの優しさに
弱いところとかが…」
二「あぁ、美紀ちゃんとですか…」
美紀とは、俺の初恋の相手。
彼女も憂と同じに許嫁がいた。
ニ「まだ好きなんですか？」
翔「いや、もう…」
二「結構昔ですもんね。美紀ちゃんがアメリカ行ったの…」
アイツがアメリカへ発つ当日。空港まで送りに行った俺にアイツは…キスをした。婚約者が隣にいる中で。