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secretroom~秘密のひととき~

第6章 憂×N

二「いい匂いですね」

憂「オムライスです!」

二「結局、昼飯食い損ねたんで…
あ~、腹減った!」

憂「よかったら、チキンライスの味、見てもらえませんか?」

二「いいですよ
 じゃあ……




あーんしてください。」

…。
…え?

憂「あーんって、あの、あーん?」

二「そうですよ?他になにがあるんですか?」

憂「ですよね…」

二「ほら、はいどうそ。」

そう言って、にのさんは、目をつぶって、口を開けた。
その姿に、少しキュンとなってしまう。

憂「いくよ?」
味見用のスプーンですくい、口の中に入れる。

モグモグ…

どうかな…?

二「!うまいですよ!うん。うまい」

憂「よかったぁ~♪」

二「夕飯の時、楽しみにしてますね?」

憂「わかった。もっと美味しくしとく!」

にのさんは、笑顔でリビングへと戻っていった。

憂「ふぅー。ドキドキしたぁ。」

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