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好きになってごめん…

第6章 別れる気持ち

<次の日>引き続き翔くんside

二「おはよ。翔さん」

ニノとは、いつも電車で会う。

翔「はよ。」

やべぇ、昨日考えすぎて眠れなかった。寝みぃ…

翔「ふぁぁ~。」

二「翔さんが眠そうなんて珍しいですね。」

翔「色々あってさ…」

結局、結論にたどり着かないまま朝を迎えてしまった。

[in学校。]

あ「おはよ翔くん。ニノ。」

二「おはよ。あんな」

翔「おはよ…。あぁ、もうだめ。俺HRまで寝てる。」

頭が限界だ…。








…ん?

目を、薄くあける。

結局熟睡してしまった。

上半身を起こすと、あんなの顔がみえた。

あ「おはよう。」

翔「うん。…って今何時!?」

あ「HRとっくに終わって今二限の最中。」

翔「うそ!?マジかー。」

せっかく、頑張って良い成績守ってきたのに…水の泡だぁ…。

あ「でも、ラッキーだよ!」

翔「…なぜ?」

あ「だって、HRも、一限も、二限も先生休みとか、遅刻だから、翔くん見つかってない!」

翔「え…。本当に?」

あ「うん!あ、でもみんなに寝顔見られてた…よ?」

そんなの、別に良い。

翔「よかったぁ。」

いや、良くねぇ。まだ問題が…

翔「じゃあ、今自習?」

あ「うん。だから皆好きな人と勉強中。よかったら、勉強しよ?」

え、ここ天国?俺死んだ?
何この嬉しい感じ。

翔「うん。しよ?」

自習がこんなに楽しいなんて…

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