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好きになってごめん…

第12章 私を…好きだった…?

「今までと同じなんて出来ないよ!!!!!!!!!」

誰もいない屋上で、一人叫んだ。

あれから、ニノとはまともに喋れない。
ってか、あっちから話しかけてくれるんだけど、肝心の私がギクシャクしちゃって…。

あーーーー。もう、どうしよ。

そうやって悩んでるうちに、貴重な昼休みは幕を閉じた。

帰りのHR

担任「今日は、夏乃が休みだから、誰か様子見てきてくれ。」

あ「翔くん、行かないの?」

翔「行きたいけど…。今言ったら、冷やかされる気が…」

あ「先生~!私、行きます。」

先「ああ。お前なら大丈夫だな。」

あ「これで、翔くん行けるよ?私の分まで夏乃の熱下げてきてね。」

翔「ん。ありがとう。」

そう言ってニコッと笑った。

その笑顔が眩しすぎて。

君が嬉しそうで。

つい「好き。」って言いそうになった。


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あ「結局、あと1か月で、2年生だよ?」

二「早ぇ。クラス替えあるな。」

あれ?何げ、ちゃんと話せてる!

あ「2年。忙しくなりそう…(αдα)」

二「相変わらず、ゲームしてそうだけどな。オレも、あんなも。」

あ「だね。どうせ、ヒマだし。」


私達は、自然と二人で駅まで帰るようになった。

二「ん?付き合ってるみたいって?」

あ「誰も言ってない。結局、付き合いたいの?」

二「好きな人が目の前にいるんだよ?今すぐにでも付き合いたい。」

あ「…もう少し経ったらね。」



ニノとかには、悪いけど。

私、もうすぐ…。





みんなと離れるから。

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