テキストサイズ

会議室から恋。

第13章 第2部

3脚ある、残りの椅子に、坂下さんが座った。

坂下さんも、その書類を見る。

「何これ?!もう日付入っとるし!」

すでに、印字された日付。

「当たり前や。これまでにきっちり引き継ぎ終われよ」

書類を指さし、承諾の欄にサインをするよう指示する。

「あのぉ…」

「なんや」

「終わりきらなかったら…」

「はぁ?お前アホか。終わらんなんて選択肢どこにもないんや」

「…ですよね…」

「うちの仕事も教えとるんか?議事録通訳」

「…いえ…。それはあたしがするのかと…」

「アホ。お前はゴールデンウィークあけたらアメリカや」

「はぁ?!」

「坂下と二人でアメリカ、や」

嘘でしょー?!

まさか、あたしまでアメリカにとばされるなんて…。

黒田様、とばすのが趣味?特技?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ