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会議室から恋。

第13章 第2部

「そりゃぁ、そうでしょ。他に考えられんやろ」

ニヤニヤするあやかがちょっと怖い。

「で、何か進展あったの?」

黒田様に頭撫でられるところからしか見てなかったのかな。

「きちんと、告白されました…」

「おぉ。返事は?」

「頷いただけ…」

「そんだけ?」

「…うん」

「ほんなら、それで付き合いだしたかどうかも、分からんってこと?」

「いや。付き合ってくださいって言われたよ」

だんだん、顔が赤くなってくるのがわかる。

「へー。まぁ、元カレのことははよ忘れて、坂下くんのことだけ考えればええね」

「それがさぁ!」

机に、空の紙コップを叩き置く。

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