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会議室から恋。

第3章 3

「杉山さん!黒田様から電話です!」

「はーい。杉山でーす」

「お前、アホみたいな声出すなよ」

「用件は?」

どうやら、言葉をのばしたのが気にいらなかったみたい。

で、あたしも、その言葉にイラッとした。

「さっきの、議事録送ってくれ」

「まだできてません!」

今帰ってきたのに、出来てるわけないでしょ!

しかも、あなた日本語しか読めませんから!!!

ただの翻訳ならだけど、専門用語が入るから、すぐに資料になるわけないでしょ。

大変なんだから。

まぁ、思わず切ってしまった電話は気にせず。

とりあえず、坂下さんに議事録送っておこう。

英語のだったら、出来てるし。

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