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会議室から恋。

第27章 15

「実は・・・結婚しよっかって言われて」

「え?!」

手に持っていた包丁を机に落とした。

危ないから!!

「でも、撤回されて。婚約しようって言われました・・・」

「すごいわね。さすが坂下くん。で、返事は?」

「いえ・・・。急なことで・・・」

「あらぁ。有紗ちゃんにとっては急なことでも、坂下くんはずっと考えてたんかもよ?」

「え・・・」

「だって、坂下くん、ずっと前から有紗ちゃんのこと好きなんだもの」

「え?なんでそれ・・・」

「あら。あたしだって、一緒に働いてたのよ?」

「え?!時期かぶってたんですか?」

「そうよぉ。あたしは、急にプロポーズされてすぐ寿退社したんやけどね」

「すぐですか?悩まなかったんですか?」

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