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会議室から恋。

第28章 16

『じゃぁ、1週間ですごい人数覚えなきゃいけないこと?』

『ううん。違う・・・』

『有紗?』

俯いて立ち止まったあたしの顔を、坂下さんは覗き込む。

『有紗?どうした?』

やだ。

考えてたら涙が出て。

だんだん目があけないくらい、涙が出てきた。

坂下さんは、何も言わずに、抱きしめてくれた。

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