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会議室から恋。

第4章 4

「あー。びっくりした」

さっき、帰って寝るって話したのに、あたしが帰る頃には、キッチリスーツを着て、黒田様の前にいる。

時差って、不思議。

ブブブと、ケータイのバイブがなる。

"気をつけて帰って。ワンピース、よく着るの?"

表通りへ出て、タクシーをつかまえる。

"ありがとう。いつも、ワンピース。楽だから。"

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