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会議室から恋。

第7章 7

「あんさぁ。お前をうちの課に引き抜きしたいんやけど。どう思う?」

「へ??」

会議中、相手側が急ぎの案件で、人の気配がなくなった時、黒田様がいきなり言う。

「お前、資料課の仕事どんだけあるん?」

「どんだけって、普通に一人分ありますよ」

「それに、うちの会議と資料で、二人分ないか?」

「んー。たしかに、ありますねぇ」

「ほんなら、うちだけに、来てくれんか?正直、こっちも人手不足やねん」

「そんなこと言われても…。資料課のほうはどうするんですか…」

「新人育てればええやん。お手のもんやろ?」

「いやいや。英語できる人、あまってますかね?」

「あー。そこな。それが一番問題やねんな」

そこで、坂下さんが戻ってきて、会議が再開された。

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