テキストサイズ

会議室から恋。

第10章 10

「こんなところまで、ありがとう」

家の前で車から降りる。

帰る頃には、靴も乾いて、坂下さんは履き替えていた。

「うん。今度は、あったかいときに海へ行こう」

手を振って、マンションへ入る。

家にはいるまで、坂下さんは見送ってくれていた。

家に入り、窓から下を見る。

坂下さんの車を見送った。

すごく、せつない気持ちになる。

もっと一緒にいたいと思う自分に、驚いた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ