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いつかきっと…

第7章 私

荒んでいった。



でも、姉には
逆らえない。

先生や同級生、下級生、上級生には逆らえたのにいつまでたっても姉には逆らえなかった。


やっぱり弱かった。

今なら素直に言える。

私は弱かった。

でも、そのときの私には
そんなこと、認めたくない事実だった。

だから、
認めなかった。

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