テキストサイズ

いつかきっと…

第9章 *君*

穏やかなひだまりが包んでいる日だった。

学校は休んだ。

しんどかったし。



まるでそのことを分かっているかのように君はやってきたんだ。

ーピンポーン

ダダダダダッ―

『はい―?』

『ッ―ふぁ―ッ…』

なんでだよ

なんで目の前に

きみがいるんだ

喧嘩して引っ越していなくなったじゃねぇか

いまさら、会いに来てんじゃねぇよ


…なんて心で思っていても体は素直だった

『ゆ…うや…ッ…』

「…ただいま…待たせてごめんね…」

『ッ…うん…い…いよ…』

戻ってきたんだ!
夢じゃないんだ!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ