チョコレート
第1章 出会いは屋上
先々行く祐樹を追いかけて、俺たちは屋上の前まできた
「彩ちゃんいるかもな!」
「だったらなんだよ」
「はぁ…素直じゃないね陸は。」
そう言いながら祐樹が扉を開けた
「「あっ。いた」」
彩は初めて会った時、俺が寝ていたベンチで横になって寝ていた。
「これ、ガチ寝?」
祐樹があやの寝顔を見ながらそう言った
「…すぅ…すぅ」
「だな。すぅすぅ言ってるし」
「陸。お前のそんな顔久々に見たわ。」
「は?」
「ニヤけてる」
「…ニヤけてねぇ!」
「ニヤけてた!」
「ニヤけてねぇ!」
「んっ…」
俺らがうるさかったのか、彩の体が動きゆっくり目が開いた