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第8章 転校生

「ねぇ、優衣」



「何?」



「すっごい見られてない?」



特に女子に



「そりゃあイケメン3人組が歩いてんだもん」



「だよね…彼氏がモテるってヤダな」




「あたしも早くそのセリフ言いたい」



とボソッと優衣が言う



「はいはい」



「そう言えば、あいつらのこと大丈夫なの?」


多分私を襲おうとした
やつらのことだろう


「あぁ、和真(カズマ)先輩に頼んだから大丈夫」




「あそっか、和真先輩なら安心だね」



和真先輩は
中学も一緒で
知ってる先輩の中でも
一番仲が良い


で、
喧嘩がすごい強い



「にしても和真先輩といい、彩の周りにはイケメン多いよね」



「偶然ね」


私と優衣は教室に着くまで
女子からの痛い視線を
感じていた


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