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チョコレート

第8章 転校生

その後
涼くんとはバイバイして
陸と2人で
私のマンションに来た




「どうぞ」




「お邪魔します。誰かいる?」




「この時間はいないよ、隼人も部活だから。」



陸を私の部屋に
案内する



部屋には
テレビとテーブルと
ベッドとクローゼットとか
あとは小物




「キレイにしてんじゃん」




「まぁね~」




「あ、これ」



と言って陸は
テレビの横に飾ってある
クマのぬいぐるみを
指差した



「あ、うん。陸がくれたやつ」



それは付き合う前に
陸がUFOキャッチャーで
とってくれたぬいぐるみ



「懐かしい」




「あの時の陸の顔…あははっ」






「何笑ってんだよ」




「ごめんごめん、真剣だったなーと思って」



「マジで真剣だったんだからな。UFOキャッチャー苦手だったし」




「苦手だったの!?」



「まぁな、」




「でも嬉しかったよ。本当に元気になれたし」




「あそ」



「あ~照れてる」


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